ぐるなび経由での無断キャンセルを減らす4つの対策|無断キャンセル保険とは

2022.06.06

ぐるなび経由で予約を受けたものの、連絡もなく無断キャンセルをされてしまい、悔しい思いをしたお店も多いのではないでしょうか。

最近では、損害が数十万にのぼる悪質な無断キャンセル事件も目立つようになりました。今後もっと予約方法が多様化し便利になっていく中で、お店を守るためにも無断キャンセル対策は避けて通れません。

ここでは、ぐるなび経由での無断キャンセルがなぜ起こるのか、お店の規模を問わずできる無断キャンセル対策について紹介します。

ぐるなびで無断キャンセルが起こる原因

ぐるなびで無断キャンセルが起こる原因

ぐるなびで無断キャンセルが発生するのはなぜなのでしょうか。ここでは、主な原因について紹介します。

とりあえず予約しただけでキャンセルの連絡が面倒くさい

ネットが発達していく中で、予約に昔ほどの大変さがなくなりました。

スマホからワンタッチで予約できるようになり、予約する人が多くなった一方で、本命のお店に行けなかった場合の保険として予約する人も多くいます

このような「とりあえず予約」では本命のお店に行けた場合に、キャンセル手続きが面倒くさくなってしまい無断キャンセルになるケースがほとんどです。

中には、連絡を入れた際にキャンセル料を請求されるのを避けるために、あえて連絡しない人もいます。

無断キャンセルしても大事にはならないと思っている

無断キャンセルが発生しても少人数の予約であれば、ほとんどのケースでキャンセル料を請求されることはありません。そのため、無断キャンセルをしても大事にはならないと思っている予約者もいます。

実際に、予約時に個人情報を獲得しなかったり、1人あたりのキャンセル料に対しコストや時間の方がかかってしまうため、泣き寝入りするお店が多いのも事実です。

無断キャンセルに対するハードルの低さは、自分勝手なキャンセルを増やす大きな原因の1つといえます。

いたずらや嫌がらせで行っている

個人情報を多く入れなくても予約できてしまうことから、いたずらや嫌がらせを目的として虚偽の内容で予約してくるケースもあります。ぐるなび経由の事件ではありませんが、以下のような事件も発生しました。

東京・有楽町の居酒屋に団体予約を入れて無断キャンセルしたとして、警視庁丸の内署は11日、業務妨害の疑いで東京都葛飾区、職業不詳小林恒夫容疑者(59)を逮捕した。系列5店舗で計75人分、総額約51万円に上る被害があり、同署が調べている。

引用:SANSPO.COM

 

容疑者は後日取り調べに対し、サービスに不満を持ち、嫌がらせ目的で行ったことを供述しています。このような嫌がらせ行為は、いつどこで起きてもおかしくありません。

店員がしっかり対応していたつもりでも相手の受け止め方次第では、文句を付けられてしまうこともあるでしょう。

ぐるなび経由での無断キャンセルを減らす4つの対策

ネットからの予約者を細かく選別することはできません。そのため、無断キャンセルをいきなりゼロにすることは難しいといえます。

ただし、対策を行うことで大幅に減らすことは可能です。ここでは、お店の規模に関わらず今すぐできる無断キャンセルの対策について紹介します。

リマインドを電話やSNSを通して行う

ぐるなびでは、予約日の前日にリマインドメールを送ることができます。しかし、最近では連絡手段にメールを使わず、SNSを利用している人がほとんどです。そのため、リマインドメールを見逃して予約を忘れてしまったというケースもあります。

手間がかかるかもしれませんが、リマインドを行う際はメールだけではなく電話やSNSなども使い、しっかりと相手に予約を認識させることが重要です。

無断キャンセルの対策をしていることをアピ―ルする

予約者の多くは、無断キャンセルをしてもキャンセル料を請求されないと思っています。そのため、無断キャンセルに対してしっかり請求するお店であることをアピールするのも、対策としておすすめです。

アピール方法としては、無断キャンセル対策ツールなどを導入していることをぐるなびの備考欄に記載したり、SNSなどに記載しておく方法があります。

「請求する」と明記しなくてもキャンセル対策をアピールでき、予約者にキャンセルしたら損をする・大事になると意識付けさせることが可能です。

事前決済制度を導入する

キャンセルされた後にキャンセル料を請求しようとすると、ほとんどの場合で支払いを拒否され、回収の難易度が上がります。

より負担なく確実にキャンセル料を獲得したいのであれば、事前決済制度の導入をおすすめします。具体的にはコースやメニューを選んだ人に対して、事前に料金を支払ってもらうような方法です。

カードや口座情報を事前に登録してもらえば、当日キャンセルされても売上をゼロにすることを回避できます。無断キャンセルしやすい人は、予約時にハードルが高いのを好みません。

事前決済制度を導入することで、キャンセルしづらい良質な予約者だけを残すことが可能です。

系列店で悪質な客やトラブルがあればすぐに共有する

嫌がらせを目的としているケースや、とりあえず予約の場合は、複数のお店に予約を入れていることもあります。系列店と常に連携をとっておき、同じ情報で予約を取っている人がいないかを確認することで、悪質な予約に素早く対応できるでしょう。

また、前日に客との間でトラブルがあった場合は、相手の連絡先や名前を控えておくことをおすすめします。

席だけ予約の無断キャンセルで困らないために知っておくべきこと

メール

席だけ予約されたものの無断キャンセルされて困っていませんか?

ここでは、席だけ予約の無断キャンセルで損をしないために知っておくべきことを紹介します。

席だけ予約に対してもキャンセル料は請求できる

コースなどの予約がされていない分、無断キャンセルは請求しづらい、請求すると面倒事になりそうと思う人もいると思います。

しかし、席だけ予約に対してもキャンセル料を請求することは可能です。キャンセル料の設定については法律上、キャンセルによって発生する平均的な損害額が上限になります。

店によって平均額はことなりますので、心配な人は弁護士に相談して決めるようにしましょう。

大人数の無断キャンセルは刑事責任を追求できる可能性がある

大人数分の席を確保していたにも関わらず無断キャンセルされた場合、警察に相談することで刑事責任を追及してもらえる可能性があります。

警察が捜査してくれるかは、事件性の有無が必要になるため、周辺の店や系列店で同様な無断キャンセルが行われていないか確認しましょう。

ベーシックプラン加入者が利用できる「無断キャンセル保険」の内容と注意点

無断キャンセル保険

ぐるなびは、2021年11月1日に東京海上日動火災保険株式会社などと手を組み、無断キャンセル保険の提供を開始しました。上手に利用することで、売上ロスを回避することが可能です。ここでは、サービスの内容と注意点について紹介します。

ぐるなびが提供する「無断キャンセル保険」とは

ぐるなびがベーシックプランに加入している飲食店に向けたサービスで、無断キャンセルに対し、回収できなかったキャンセル料を1人4,000円を上限に、年間30万円まで補償してくれます。

すでにベーシックプランに加入している人は、追加費用なく保険を受けることが可能です。

無断キャンセルの注意点

無断キャンセル保険は、予約の注文内容によっては補償を受けることができません。また、ぐるなび経由のネット予約だけと予約方法についても条件があります。

保険を十分に利用したい場合は、できるだけネット予約を行ってもらうなどの対応が必要になるでしょう。

予約内容が制限されず確実にキャンセル料を回収するなら「プリチェックス」

プリチェックス

プリチェックスはネット上で完結する事前決済サービスです。予約時にプリチェックを送り口座情報などを登録してもらうことで、あらかじめキャンセル料を確保できます。

ここでは簡単にプリチェックの魅力について紹介します。

プリチェックスを利用するメリット

予約方法に関係なく利用できる

プリチェックはぐるなびと連結していないため、ネット予約から電話予約まで幅広い予約に対応できます。また、ぐるなびを経由しない予約に対しても利用が可能です。

予約を受けたら、ツールからプリチェックという予約票を作成し、予約者に送ります。

予約者が承認すれば、自動でプリチェックに記載したキャンセル料が確保されます。たったこの作業だけで、万が一無断キャンセルされた場合の売上ロスを防ぐことができます。

手数料は決済金額分の10%で弁護士依頼よりも安く回収できる

プリチェックスのメリットは、他のサービスと比較して費用が安いところです。

弁護士などへの依頼では回収額の30%を超えることもあり、規模の小さい飲食店では導入を諦めていたのではないでしょうか。

プリチェックスでは手数料が決済金額分の10%で、未決済に関しては0円で利用できます。

個人店や規模の小さい飲食店でも、負担を抑えたキャンセル対策が可能です。

無断キャンセル発生から24時間後にはキャンセル料を受け取れる

キャンセル料の請求では、予約者に支払いを拒否されるケースが多く、回収まで何度もやり取りを行う必要があり、少額のキャンセル料でも数ヶ月かかることがありました。

しかし、プリチェックスでは予約時に支払ってもらうため、無断キャンセル発生後に何度もやり取りを行う必要がありません。また、無断キャンセル発生から24時間後に自動で支払いが行われるため、数ヶ月不安な思いをしなくて済みます。

請求相手を特定できない・請求途中で連絡がとれなくなるなどのトラブルを回避できる

予約時に、配達でもない限り相手の住所を聞くことはありません。個人情報保護のためですが、これにより請求相手を特定できなくなります。

また、電話番号を知っていても相手につながらなければ、泣き寝入りするしかありません。

プリチェックスであれば、相手の住所を聞いていなくても回収することが可能です。

手持ちのデバイスに導入でき初期費用を安く済ませられる

プリチェックスは導入が簡単なのもメリットの1つです。

パソコンやスマホ、タブレットで利用できるため、新しく専用のデバイスを用意する必要がありません。初期費用をできるだけ抑えてキャンセル対策したい人におすすめです。

来店を促すサービスが充実している

プリチェックスは事前決済ツールですが、その他にも来店を促すサービスが充実しています。

例えば、予約当日まで送ってもらえるリマインドメールや、支払い時に利用できるポイントやクーポンの配布が1つのツール内で行うことが可能です。

次の来店につなげられるクーポンを発行することで、常連客の獲得ができます。

プリチェックス導入の流れ

プリチェックスの導入は、簡単な4ステップだけです。

最短7営業日で利用を開始できるため、繁忙期と繁忙期の間の短い時間で導入することが可能です。まずは一度ご相談ください。

まとめ

ぐるなびなどの集客サイトには様々な客層が集まるため、いきなり無断キャンセルをゼロに減らすのは難しいでしょう。

しかし、プリチェックスのような事前決済サービスを導入し、確実に回収できるような対策をとれば、万が一キャンセルされた場合でも、売上への影響を抑えることができます。

様々な会社がキャンセル対策ツールをリリースしていますので、費用や回収の確実性などを比較してお店に合うツールを選ぶようにしましょう。

この記事を書いた人

プリチェックス編集部

キャンセルによる売上をお支払いする「PRECHEX(プリチェックス)」を運営しています。再来店マーケティングやピンポイント集客も自動で行えます。予約を必要とするすべてのサービス運営者様に役立つコンテンツを発信しています。

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