予約の無断キャンセルや当日キャンセルに悩むお店が増えています。
予約時間を過ぎているのにお客様が来ない、連絡もつかない…となると、お店にとっては予定していた売上を失うことになってしまいます。
しかし、店に現れなかったお客様からキャンセル料を回収するのは容易ではありません。そこであらかじめキャンセル対策を行なっておくことが大切です。
近年は無断キャンセル対策に有効なサービスが増えています。便利なサービスも活用しながら、無断キャンセル・ドタキャンの予防を検討してはいかがでしょうか。
本記事では、予約の無断キャンセルやドタキャンを予防する方法や、予約キャンセル対策に利用できるサービスをご紹介します。
予約無断キャンセルに困っている方は、ぜひ参考にしてください。
無断キャンセルはなぜ起こるのでしょうか。まずは無断キャンセルが起こる理由を確認してみましょう。
「飲食店の無断キャンセルに関する消費者意識調査」(テーブルチェック調べ)によると、予約の無断キャンセル理由の1位は「とりあえず場所確保のため予約」となっています。
1位:とりあえず場所確保のため予約
2位:体調不良
3位:複数の飲食店を同時に予約
4位:予約したことをうっかり忘れ
5位:人気店なのでとりあえず予約
6位:来店予定自体キャンセルになった
7位:天候が悪く外に出るのが億劫になった
この調査は2018年4月〜2020年11月まで4回にわたっておこなわれていますが、例年「とりあえず場所確保のため予約」が1位です。
2020年はコロナ禍ということもあり、「体調不良」が2位になりましたが、1位から5位までを見てみると「とりあえず予約して店を押さえておこう」と思っている人にキャンセルが多いことがわかります。
このように気軽に予約する人が増えたのは、ネットで予約できるサービスが増えたことが原因の一つと考えられます。
ネット予約は便利な一方で、キャンセルの連絡が面倒だと考える人もいます。または、キャンセルしなくても来店しなければ自動的にキャンセルになると考えている人もいるのかもしれません。
いずれにせよ、無断キャンセルを気軽にしてしまう人が増えていることが問題です。
予約の無断キャンセルは、お店側の工夫である程度予防が可能です。無断キャンセルに多い理由から考えられるキャンセルの予防方法をご紹介します。
キャンセルポリシーとは、店側が決めた予約キャンセルに関する注意事項です。しかし無断キャンセルやドタキャンをする人の中には、キャンセルポリシーの存在を知らない人もいるでしょう。
そのため、予約のお客様にはキャンセルポリシーをしっかり伝え、キャンセルにはキャンセル料が発生することを知ってもらうことが大切です。
まだキャンセルポリシーを作成していない場合は、キャンセル可能な期限やキャンセル料を明確にすることから始めましょう。
また、キャンセルポリシーは作成するだけでなく、お客様に周知することが重要です。予約サイトであれば、お客様の目につく場所に設置しましょう。一方、電話で予約を受ける場合は口頭で伝えるだけでなく、SMSやメールなどを利用して文書でも伝えた方が効果的です。
無断キャンセルや直前のキャンセルにはキャンセル料が発生することをはっきり伝えることで、予約者の来店を促すことができます。
予約の無断キャンセル理由には、予約のうっかり忘れや予約日時の勘違いというケースもあります。このような場合、予約日が近づいたらリマインドメールを送ることで無断キャンセルを予防できます。
電話だけでキャンセルを受け付けている場合、お客様が営業時間内に連絡するのが難しい可能性があります。メールや専用フォームから24時間いつでもキャンセル連絡を受け付けられるようにすれば、お客様の都合のよいタイミングで連絡できます。その結果、「連絡したいのにできない」という状況をなくせるため、無断キャンセルを減らせる可能性があります。
無断キャンセルやドタキャンが発生した際のキャンセル料を回収するのは困難です。電話をかけても支払いを拒否される可能性があります。回収が困難で泣き寝入りする店舗も少なくありません。
そこでおすすめなのが、事前決済システムの利用です。事前に決済を済ませておけば、無断キャンセルの抑制につながるでしょう。予約時にキャンセルポリシーをしっかり伝えておけば、予約客の来店を促せます。
万が一、無断キャンセルが発生したときは、預かったお金からキャンセル料を確実に回収できます。
ここからは、飲食店などで予約キャンセル対策ができるサービスを3つご紹介します。それぞれ特徴が異なるので、比較してお店に合うサービスを選びましょう。
出典:プリチェックス公式サイト
プリチェックスの特徴は、すでにいただいている予約に対して、あらかじめデポジットとしてキャンセル料分の決済が可能なことです。
予約者の無断キャンセルが起こったときの売上ロスをカバーする一番便利で効果的な無断キャンセル対策サービスといえます。
プリチェックスは新たに機器を購入する必要がありません。お手持ちのスマホやタブレットですぐに始められるので、初期コストを抑えて導入可能です。
リマインドメールを送る機能もあるため、予約のうっかり忘れを防止して来店を促す効果もあります。
2店舗以上を一括管理したいお客様向けの「スタンダードベーシック」、1店舗のみでのご利用におすすめの「スタンダードライト」、10店舗以上でエリア、リージョン運営対応したいお客様におすすめの「スタンダードプロ」の3プランから選べます。
まずはプリチェックスを使ってみたい方向けに2ヶ月間無料でトライアル可能です。
月額料金 |
・スタンダードベーシック:12.600/月/店舗 |
手数料 |
ー |
公式サイト |
出典:CM.com公式サイト
CM.comのSMS送信サービスは、SMSで予約のリマインドを送るサービスです。予約の無断キャンセル理由には「うっかり忘れていた」という悪気のないものもあるので、予約日が近づいてきたらリマインドを送ることで無断キャンセルを減らせるでしょう。
SMS送信サービスは初期費用がかかりません。従量課金制で、1通70文字あたり8.19円の料金設定です。最大670文字まで送信できます。海外配信の場合は国ごとに料金が異なります。
SMSは電話番号がわかれば送信できるため、メールアドレスを確認していない予約者にもメッセージを送ることができます。開封率が高く、リアルタイムに通知が届くこともSMSのメリットです。
また、無断キャンセルされたときの督促にSMSを利用すれば、開封済みか、支払い用のリンクにアクセスしたかも把握できるため、タイミングよく電話で督促の連絡を入れられます。
月額料金 |
なし |
手数料 |
70文字あたり8.19円 |
公式サイト |
出典:SUBLINE公式サイト
SUBLINEは、スマホにアプリをインストールする事で「050」から始まる別の電話番号を用意できるサービスです。月額料金は550円とリーズナブルですが、転送や留守電、通話録音機能などがついているため、飲食店などの無断キャンセル・ドタキャン対策に活用できます。
予約キャンセルが発生したとき、キャンセル料を請求するとトラブルになるケースがあります。「1週間前にキャンセルの電話を入れた」「別の日に変更すると伝えた」とお客様に言われた場合、「言った言わない」のトラブルに発展してしまうでしょう。
SUBLINEは通話を録音できる機能が標準装備されているため、お客様との認識に相違がある場合に録音した音声が証拠になります。
録音は1分2.2円の低コストなので、キャンセル時のトラブルを防ぐ目的で利用できます。
月額料金 |
550円 |
手数料 |
録音:2.2円/分 |
公式サイト |
予約キャンセル対策サービスは、それぞれ提供される内容が異なります。おすすめは、キャンセルの予防だけでなく、キャンセルが発生した際の対策もできるプリチェックスです。
キャンセル対策サービスには大きく分けて2つの種類があります。
一つは予約時にデポジットをいただく事前決済型サービスです。前もって料金の一部等が担保されるのでお店にとって安心です。その一方で、予約時に預かり金を支払うという心理的抵抗感から、そもそもの予約を取り逃がしかねないことがデメリットとして挙げられます。
もう一つはキャンセルが実際に発生した後に行う事後回収型サービスです。多くは弁護士さんなどにお願いして、法的にキャンセル料金相当額の収納依頼を行います。しかしSNSに事実とは異なる強権的回収だと投稿されるなど、風評被害の懸念を慎重に検討せねばならないかもしれません。
プリチェックスは、すでにお客様からいただいている予約に対してのみ利用可能なシステムです。「あなたのお店に行きたい」と決めたお客様へ、お店から予約の確認と確定のためのデポジットサービスです。
予約への預かり金ストレスもありませんし、キャンセルが発生した後の付帯業務も風評懸念もありません。
プリチェックスはお客様の気持ちに寄り添ったサービス設計なので、これまでのサービスでは難しかった全ての予約に対してシンプルかつ簡単にキャンセル対策を実現させられます。
予約の無断キャンセルに悩まされている方は、資料請求をして導入を検討してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
プリチェックス編集部
キャンセルによる売上をお支払いする「PRECHEX(プリチェックス)」を運営しています。再来店マーケティングやピンポイント集客も自動で行えます。予約を必要とするすべてのサービス運営者様に役立つコンテンツを発信しています。
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