高速バス・夜行バスにキャンセル料が発生するケース|未払時のキャンセル料について

2022.05.17

旅行シーズンでは、新幹線よりも安く移動できる高速バスや夜行バスを多くの人が利用します。しかし、予約したもののタイミングが合わずにキャンセルや払い戻しを希望する人も多くいます。

そのような場合、気になるのはキャンセル料や方法なのではないでしょうか。この記事では、高速バスや夜行バスのキャンセルで、キャンセル料が発生するケースや、各高速バス会社のキャンセル方法や期限、キャンセル料などについて紹介します。

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高速バス・夜行バスにキャンセル料が発生するケース

高速バス

高速バスや夜行バスをキャンセルした際に、キャンセル料がどうなるのか、払い戻しを希望できるのか気になるところだと思います。ここでは、キャンセル料が発生するケースについて紹介します。

キャンセル可能期間を過ぎた後のキャンセル

どこのバス会社でも、基本的にキャンセル可能な期間を設けています。

多くの場合、10日前までと設定されていますが、2週間前までだったり20日前までだったり会社によって様々です。

キャンセル可能期間でのキャンセルであれば、全額払い戻しでのキャンセルが可能です。まだ支払っていない場合、キャンセル料を支払う必要はありません。

しかし、この期間を過ぎてのキャンセルの場合、各会社のキャンセルポリシーに従っての支払いが必要です。

例えば、キャンセル可能期間が10日前までと決まっている高速バス会社の予約を3日前にキャンセルした場合、事前に支払っていた金額よりキャンセル料と払い戻し手数料などが差し引かれ、返金されます。

当日キャンセルや無断キャンセル

当日キャンセルや無断キャンセルの場合、一般的に金額の100%分がキャンセル料として発生します。

高速バスや夜行バスでは事前決済を採用しているケースが多く、その場合は支払ったお金がそのままキャンセル料になるため、払い戻しができないものの追加請求されないケースがほとんどです。また、乗り遅れによる無乗車も当日キャンセルに該当し、払い戻しを請求しても、返金されることはありません。

未入金の場合のキャンセル料について

高速バス

未入金でも予約可能期間を過ぎていれば、キャンセル料が発生し、請求されれば支払わなければいけません。

そもそもキャンセル料とは、キャンセルにより発生した損害を補う役目があります。未入金であっても、予約という契約が成立している以上、支払い義務を回避できません。

未入金の場合、キャンセル料を差し引いて清算することができないため、改めて支払うことになります。

請求を無視し続けると督促状が届いたり、最悪の場合では、裁判へ発展する可能性もゼロではないため、各バス会社の指示に従って支払うようにしましょう。

高速バスや夜行バスの無断キャンセルで刑事事件や裁判に発展するケースとは

最近では、無断キャンセルで逮捕事件となったニュースもよく目にします。

予約を「無断キャンセル」されたとして、大阪市内の飲食店がこのほど、2組の予約客を相手取り、計2万9700円の飲食代をもとめて大阪簡裁に提訴した。

【訴状】ドタキャン客を訴えた

店側の代理人弁護士は、いわゆるノーショウ(キャンセルの連絡もないまま来店しない客)問題に立ち上がった「ドタキャンバスターズ」として、キャンセル費用の回収に取り組んでいる。
引用元:Yahooニュース|飲食店の無断キャンセルに「一矢報いたい」 ドタキャンバスターズが裁判起こした理由

高速バスや夜行バスの場合、事前決済で全額を確保しており、無断キャンセルが発生しても100%の売上を回収できるため、キャンセル料こそ請求されても刑事事件にまで発展することはほとんどないでしょう。

というのも、刑事事件は警察が被害届などを受理して、事件性があると判断されて調査が始まらなければ、事件化されないからです。

事件性とは、極端な例でいうと40名乗りのバスに対し、他人を偽り40人分の予約をとり、すべて無断キャンセルし誰も乗らせないようにしたりと、業務を妨害する行為などが該当します。

ですので、悪意を持った予約や無断キャンセルを行わない限り、逮捕されるされる可能性はほとんどないでしょう。

【予約方法別】高速バスや夜行バスを正しくキャンセルする方法

予約サイトと窓口どちらで予約したかによって、キャンセル方法も異なります。ここでは、予約方法別にキャンセルの仕方を紹介します。

予約サイトを利用した場合のキャンセル方法

最近では、時間や金額から好きな便を予約できるような予約サイトを利用するケースが多いと思います。

そのような予約サイトを利用した場合、キャンセルは基本的に各サイトのマイページから行うことになるでしょう。ただし、キャンセルするタイミングが出発に近い場合、バス会社へ電話が必要なケースもあります。

この他にも、タイミングやバス会社によっては、メールでは対応できないなどの制限を設けている会社もありますので注意が必要です。

対応方法がわからない場合、予約サイトのサポートセンターにまず連絡して、指示を仰ぐことをおすすめします。

窓口で購入した場合のキャンセル方法

窓口で購入した場合は、窓口でのキャンセル手続きとなります。

バス会社への連絡やネット上での手続きが不要になるため、初めて高速バスや夜行バスを利用する人は安心してキャンセル手続きを完了させることができるでしょう。

基本的に同じ会社の窓口であれば、購入した窓口と違っていても手続きが可能です。ただし、違う会社の窓口に行ってしまうと対応してもらえませんので、注意してください。

高速バス・夜行バスをキャンセルする際の注意点

高速バスや夜行バスをキャンセルする際、キャンセル料が発生してしまうと慌てている人もいると思いますが、ここは冷静な対応が必要です。

ここでは、高速バスや夜行バスをキャンセルする際の注意点について紹介します。

キャンセル可能期間やキャンセル料が同じサイトでもバス会社で変わる

複数のバス会社と提携している楽天トラベルや発車オーライネットなどのポータルサイトでは、同じサイトから予約したバスでも、会社が違えばキャンセルポリシーやキャンセル料も異なります。

多くのバス会社では、以下のようなキャンセル可能期間とキャンセル料が設定されており、大きくそれることはありません。

  • 出発の10~8日前のキャンセル:料金の20%
  • 出発日の7~2日前のキャンセル:料金の30%
  • 出発日前日のキャンセル:料金の40~50%
  • 出発日当日のキャンセル:料金の50%
  • 無断キャンセル無乗車・発車後のキャンセル:料金の100%

片道ずつ別の会社のバスを利用する場合、一方の会社のキャンセルポリシーだけを見るのではなく、両方のバスを確認しておくと、何かあった際にも慌てずに対応することができます。

支払い方法や会社によって払い戻しの手数料が変わる

キャンセルした場合、キャンセル料を差し引いた金額が払い戻されますが、この際手数料が発生します。費用は会社によって以下のように様々です。

  • 楽天トラベル:各銀行の手数料(コンビニ支払いの場合のみ)
  • 高速バスネット:500円(WEBや電話での払い戻しサービスの場合のみ)
  • ウィラー:440円(コンビニや銀行支払い、キャリア決済の場合のみ)
  • 高速バスドットコム:330円コンビニ支払いの場合のみ)
  • JTB:500円/1件ごと
  • さくら観光:340円/1件(3万円未満)、400円/1件(3万円以上)

1件ごとに発生するケースや支払い方法によっては手数料がかからないケースもあります。

基本的にコンビニ払いや銀行振込など、払い戻しに振込手数料が発生する場合では、手数料がかかる傾向にあるようです。

当日キャンセルする場合は必ず連絡を入れる

当日キャンセルすることがわかると連絡をしない人もいますが、必ず連絡を入れるようにしましょう。

これは、相手への礼儀でもありますし、無断キャンセルを繰り返すと、予約サービスを利用できなくなる可能性があるからです。

予約サービスを運営している会社は、自分のサイトから無断キャンセル者が続出してしまうと、提携先との信頼関係が傷ついてしまうため、できるだけそういった人に利用されたくないと思います。

今後も便利な予約サイトを利用してスムーズに旅行をするためにも、無断キャンセルをなくし、万が一当日キャンセルせざるを得ない場合は、必ず連絡を入れるようにしましょう。

まとめ

高速バスや夜行バスのキャンセルや無断キャンセルに対しては、会社ごとに規定が異なります。そのため、キャンセルを希望する場合は、まず会社のキャンセルポリシーを確認し、早めにサポート窓口などに相談してください。

無断キャンセルをすると、キャンセル料請求の他に予約ができなくなるなどの様々なデメリットがあります。予約会社やバス会社への迷惑行為ですので、絶対にやめましょう。

 

この記事を書いた人

プリチェックス編集部

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