理美容サロンや飲食店は小売業と比較するとお客様の滞在時間が圧倒的に長いといった特徴があります。
以下にあげる検討は、お店のサービスや商品の付加価値を高めて提供することを重視しています。
誤解!客単価はあげるものではなく、上がるもの!
お客様に滞在時間を快適に過ごしていただくためには、お客様へ接客を通じたアプローチが必須です。
季節を感じてもらったり、流行っていたり、トレンドだったりといった今日のオススメをしっかりとご提案する心構えが大切です。
意外にも、こういったリコメンドが他店と似通ったものだったり、提案数や種類自体が少ないことが多く見受けられますがそれでは差別化にはつながらず選ぶ楽しさもありません。
客単価を上げたいのであれば、まず前提として自分たちのお店がお勧めしたいものはなんなのか、それをまぜいまお勧めするのか、などといった情報は従業員やスタッフに浸透させておきましょう。ただ単に客単価を上げたいといった短絡的な戦略はお店側の都合によるところが大きくお客様はそれを敏感に察知します。
理美容サロンの客単価を上げる
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アップセル: 一般的に言われるところのオプションのご案内です。単品でのご注文とコミセットでのご注文それぞれになど決まったオプションをご用意しましょう。どちらでも対応可能なオプションであれば価格で差異を表示してお得感を演出しましょう。
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メンバーシッププログラム: メンバーシッププログラムを導入して、リピーターに割引や特典を提供しましょう。月額会員制度や誕生日割引などを提供することで再来店のメリットを強調できます。
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プロモーション: 季節に即したプロモーションは必ず実施しましょう。プロモーションの計画については別にご紹介しますが年単位でのマップが理想です。大きくは繁忙期と閑散期にわけて月間やシーズン毎にお店の提案をお客様にアピールしましょう。
飲食店の客単価を上げる
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特別限定メニュー: 期間限定やシェフ特製といった特別メニューを提供しましょう。お客様にとっては選択肢の幅が広がる嬉しい提案となり普段とは異なる体験を楽しむことができます。
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ペアリング: 料理に合ったワインをはじめとするドリンクのペアリングを提案しましょう。コース専門店はない飲食店はお客様にとってもお店のリコメンドが何かわかりません。お店のご紹介用としてお試しコースなどと一緒にご提供すると良いと思います。
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デザートと最後のお飲み物: デザートは種類が多ければ多いほど特に女性のお客様には喜ばれます。また、食後のお飲み物としては食後酒やコーヒー、紅茶は必ずご注文の対象です。さらにアップグレードできるオプションを用意することでお客様の期待値と満足感は上がります。
まとめ|売るのではなく、買っていただくということ
理美容サロンや飲食店の客単価を上げるのに必要な心構えは、売ろうとしない、ということです。
ただし、お客様にオススメしたい商品はしっかりとご提案するべきです。ご来店されるほとんどのお客様は初めてご来店される方も多いためお店のプレゼンだと思って自信を持ってご提案をしてみましょう。また、年間におけるプロモーション計画を基準に継続的な改善を行うことでお客様を飽きさせることなく常に新鮮さをアピールすることで良好な関係を築き、信頼を構築することができます。
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