効果的な集客をしよう!セグメントとアプローチについてpart3。再来店を増やして売上をあげるためのキャンセル対策とは。

サロン運営のコツ

前回の効果的な集客をしよう!セグメントとアプローチについてpart1。 効果的な集客をしよう!セグメントとアプローチについてpart2では一般的なセグメントとカテゴリをご紹介しました。今回は顧客セグメントを活用したマーケティングが店舗ロケーションによって大きく異なるため、ロケーションのベースを人の集まりが最も顕著な駅や幹線道路に絞ってアプローチを考えてみます。

都市圏主要駅周辺のお店

都市圏の主要駅周辺は競争が一番激しいエリアです。不特定多数のユーザーが多く集まる場所はほぼ全ての顧客セグメントが当てはまります。街のイメージやお店の特徴、集客したい理想に合わせた顧客セグメントを取捨選択してカスタマイズしたそれぞれにアプローチをします。そもそもの集客が不特定多数なので属性関係なく短期的な売上だけを目的として、ただ多くのお客様に来て欲しい場合は圧倒的な価格勝負になってしまう傾向があります。

都市圏主要駅近隣のお店

駅から少し離れてはいるものの徒歩圏内といった近隣エリアも競争は激しいです。お店が群雄割拠している駅前立地や繁華街からは少し離れているため目的がない限りはお客様もそれほど訪れないエリアは賃料が割安なことから小さいお店が競合となります。駅前立地の競合にお客様の大半を吸収されてしまうため、集客したい顧客カテゴリやお店の特性を明確に定義して打ち出す必要があります。

都市近県主要駅周辺のお店

駅ビルや駅に直結した商業施設やモールに多くの人が集まるエリアです。この場合、駅ビルやモールに強い集客があるため顧客セグメントは地域住民を中心としたファミリーや学生、都心にまで出ずに用事を済ませたい層が考えられます。特に週末が混雑するためシフト体制を整えたり、商業施設の月間および季節プロモーションに併せたキャンペーンによる集客も検討しましょう。

地方主要駅周辺のお店

ビジネス商圏が主要駅を中心に近隣県までにまで及ぶ広いマーケットエリアです。そのため電車よりも車移動が多く移動距離の広いマーケットを想定した顧客セグメントが考えられます。

私鉄沿線沿いのお店

地域の商店街を中心に個店が多く点在する自転車や徒歩での移動がメインの小さい商圏エリアです。この場合の顧客セグメントは地域密着型、地元住民が考えられます。

幹線ロードサイドのお店

幹線道路沿いは大型のテナントが集まった独自の商圏が形成されているエリアです。輸送や運送業で利用するビジネス客と地元ファミリー層がメインターゲットです。

まとめ|顧客セグメントの組み合わせで柔軟に考える

ビジネスとファミリーが混在する場合など、相反するかのような顧客カテゴリに対応する場合は柔軟な考察がとても大切です。お店の特徴としてそれぞれの顧客カテゴリに特化して運営するのも大事ですが、ビジネスとファミリーの席配置を来客するカテゴリ比率に合わせてわけてみたり、メニューをそれぞれに用意するといった組み合わせによる運営を考えてみることが可能です。他にも、若者層とシニア層の混在エリア、地域住民と学生が混在するエリアなど異なる顧客セグメントが対象である場合は、店舗の運営方針によって集客マーケティングが変化するため、状況に応じてセグメントを組み合わせて柔軟に対応することも効率の良い店舗運営のポイントのひとつです。

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